勉強法

G検定の勉強法

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ディープラーニング・ジェネラリスト検定の「勉強法」を詳しく解説していきます。

AIを、初めて勉強する方
数学が苦手な方
プログラミング無しで勉強したい方
向けの内容です。

G検定は年に3回しかないので、一発合格を目指して頑張りましょう。

※このページの最後に「残り2週間での勉強方法」を書きました。もっと前から試験対策をしてきた方にも、最後の追い込みとして役にたつと思います。

Step1:最初に読みたい3冊

AIを楽しんで学びたいという人は、最初に『人工知能は人間を超えるか』を読むことをお薦めします。効率を優先したいという人は、『G検定 公式テキスト』と『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』を1周サラッと読んで、出題傾向と難易度を知りましょう。

※『G検定 公式テキスト』と『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』には間違いがあります。
出版社のサイトに「正誤表」が出ているので、必ずチェックしましょう。

G検定最初の3冊

『人工知能は人間を超えるか』で出てきた説明が、『公式テキスト』ではイラスト化されて分かりやすくなっています。この2冊を並行して読むといいでしょう。

公式テキストの分かりやすい図

 

Step2:3冊を最後まで読み、情報を整理

『人工知能は人間を超えるか』と『公式テキスト』の第1~3章を読み終えたら、『公式テキスト』第4~6章を読みます。ここが一番理解の難しい部分です。理解しづらいところが多く出てくるので、それをノートや、マインドマップに整理していきましょう。頭の中だけで無理やり理解しようとしても時間がかかるだけですから、この方法はお薦めです。

マインドマップで整理

 

『公式テキスト』だけでは理解が難しかったところも『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』の方には分かりやすい図が載っていたり、逆のパターンもあったりするので、この2冊は並行して読み進めていくといいでしょう。(k-meansについての解説は『徹底攻略~』の方が理解しやすいでしょう)

公式の難しい項目

『公式テキスト』と『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』を何度か読み、理解が難しいところを書き出して整理しても、まだ理解できてないなと感じたなら「AISIA」のブログを読みましょう。

G検定を勉強している人にとっては『これ、そういうことなのね!』と腑に落ちる見事な解説が書かれています。

株式会社システムインテグレータが提供するAI(人工知能)サービスに関連した記事やコラム、最新情報をブログでご紹介いたします。

このブログを加筆・修正した本が『エンジニアなら知っておきたい AIのキホン』になります。作者の梅田さんの説明があまりにも素晴らしすぎて、「AISIA」のブログを全て読んだ後に買ってしまいました。ブログ自体もお金を取ってもいいんじゃないかという内容です。

AIのキホン

 

まだ分からない/理解できない「用語」があったら、以下のサイトで調べましょう。
(「混同行列」の説明は、ここが一番分かりやすいです。『AIは学習後が超大事!ゼロからわかる機械学習モデルの性能評価Part1』という記事です。)

「AI(人工知能)用語集」の記事一覧です。

AI(人工知能)に関する用語は専門的なものばかりで難しいですよね。誰でも気軽にAI(人工知能)に対する理解を深められるよう、「みんなのAI(人工知能)用語集」を作りました。イメージしやすいように真心を込めて、できる限り比喩や具体例、図をセットにして解説…

 

Step3:推薦図書で理解を深める

最初の3冊を何度か読み、理解度が70%ぐらいになったかなと感じたら、推薦図書へ進みましょう。

推薦図書は、6冊あります(『人工知能は人間を超えるか』を除いて)

・深層学習
・AI白書 2019
・ディープラーニング活用の教科書
・AIをビジネスに実装する方法
・ビジネスパーソンのための人工知能入門
・ロボット・AIと法

推薦図書7冊G検定は「ディープラーニング・ジェネラリスト検定」という名称ですが、試験ではディープラーニング以外の事が多く出題されます。そして『公式テキスト』1冊読んだだけで得られる知識レベルでは合格は難しいと考えたほうがいいでしょう。

『なぜ、この1冊だけ理解できたら合格できるような公式本にしなかったの?』と疑問に思うかもしれません。もし、それをやろうとすると今の何倍もの厚さの本になってしまい、勉強しづらい本になってしまうからだと思います。そんな厚い本では金額も上がり、買ってもらえなくなってしまいます。

『公式テキスト』で骨格を手に入れて、推薦図書で血肉を手に入れていきましょう。以下の画像は、左が『公式テキスト』、右が『ビジネスパーソンのための人工知能入門』です。同じ内容が、違う言葉で表現されているのを読むことで、1冊だけでは理解できなかったことが、別の本を読むことで理解できることもあります。

8冊で理解を深める

話を「推薦図書」に戻しましょう。
6冊全て購入したいところですが・・・・お金がかかりますし、全て読み込むにも時間がかかりすぎます。

そこで「2つの道」を考えました。この中から自分の進みたい道を選んでみてください。

  1. 一旦、数学を避ける道
  2. この機会に、数学も勉強する道

一旦、数学を避ける道

数学を勉強しなくても、G検定は合格できます。「人工知能の歴史・用語解説・社会への実装事例・法律問題」などは、本を読んでしっかり理解できていれば解けます。そのような問題でしっかり点数を稼ぐことができれば合格できます。

この道に進む方にお薦めする推薦図書は、こちらです。
『AI白書2019』
『ロボット・AIと法』
『AIをビジネスに実装する方法』
『ディープラーニング活用の教科書』

この中の『AI白書2019は、普段の仕事で調べ物によく使っており、買ってよかったと思える1冊なんですが、重いのが欠点です。電子書籍で買っておけばよかったと後悔しています。

試験まで時間が無いという方は『公式テキスト』『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』『AI白書2019』の3冊を読み込めば、合格できるでしょう。

 

この機会に、数学も勉強する道

数学は苦手だが、機械学習・深層学習の本質に触れるために「数学も勉強したい」方が進む道はこちらです。この道は①よりも勉強時間を多く確保する必要があり大変です。しかし、実際の業務に関わるときには必要になってくる知識なので、早めに始めてしまいましょう。

機械学習・深層学習などをきちんと理解するためには、高校3年までの数学と行列を理解しておきたいところです。詳しく言うと微分・積分、ベクトル・行列、指数関数・対数関数、確率・統計になります。しかし、そんなことを言われても、私を含めた文系の方は困ってしまうと思います。

いい方法があります。

まず、こちらの映像で「微分・積分」を、サクッと理解しましょう。19年の4月に公開された映像で、これ以上分かりやすく「微分」を説明している講義を見たことがありません。(1.5倍速で見ても理解できるでしょう)

 

次に、この3冊を読んでいきます。
『ビジネスパーソンのための人工知能入門』
『深層学習』
『ディープラーニングの数学』(これは推薦図書ではありません)

AIの数学を学ぶ3冊

まずは『ビジネスパーソンのための人工知能入門』を読みます。次に『ディープラーニングの数学』を読みます。この本のChapter1は少し難しく感じるかもしれませんが、立ち止まらずにChapter2へ進んでみてください。読み切るのは少し大変ですが、作者の方が分かりやすく説明してくれているので理解できると思います。この本を読み終えたら『公式テキスト』の第4~6章をもう一度読んでみてください。以前よりもグッと理解できるようになっているかと思います。そこからさらに理解を深めたい方は『深層学習』を読んでみましょう。

ちなみに、この『ディープラーニングの数学』は、19年4月に出たばかりの本です。私はこの本が発売される前は、別のディープラーニング向けの数学本で勉強していました。それだけでは足りないと感じ、高校数学の本でも勉強しました。この『ディープラーニングの数学』がもっと早く発売されていればと悔しい思いをしました。

 

『ビジネスパーソンのための人工知能入門』について少し補足します。この本は数学が苦手だけど、AIについて深く知りたいという人は、出来るだけ早くこの本を読んだほうがいいと思います。(74ページからこの本への印象がガラッと変わると思います。そこまで読んでみてください)

この本は、数式 y = f(x)1つだけしか使わず、機械学習とこの数式の意味について分かりやすく説明してくれます。この数式「y = f(x)」を理解して、数学への恐怖心を和らげてから、次の『ディープラーニングの数学』に入っていくといいでしょう。

1つの数式

紹介した3冊と、Step1の3冊で十分合格を狙えます。合格を超えて「成績優秀者」を目指すなら『AI白書2019』も加えるといいでしょう。

 

Step4:最新情報を追う

試験には、本に載っていない「AIの最新研究・最新事情」も出題されます。こればかりは、普段からAI関連の情報をとりにいくしかありません。

「AI・人工知能EXPO」や「AI/SUM」などのAIイベントは増えてきているので、そのようなイベントに行ってみるのもいいでしょう。世界トップのAIカンファレンス「NeurIPS」や「ICML」「ICLR」などは文字情報の他、動画もアップされています。

英語を早く身につけて、英語でAIの最新情報をガンガン取りにいけるようになると、この手の問題は対策なしで解けます。

AIEXPOの写真

 

Step5:タイムマネージメントを検討

時間を測って、模擬試験を解いてみましょう。

Study-AI社さんが無料「模擬テスト」を公開しています。私は合格した後にこの模擬テストを受けましたが、実際の試験に近い問題がいくつかありました。実際の試験画面とは違いますが、時間内に解く練習ができる貴重な場です。最初は、全問解かずに時間切れになってしまうと思います。本番でのタイムマネージメントを考えるためにも必ず受けておきましょう。

G検定(ディープラーニングと機械学習の検定)模擬テストと公式例題解説を無料公開中無料β版(225題)利用申請 ※ベータ版ですが気軽にご利用ください。有料版ページへ(転職支援付)※アイスタディ株式会社提供ページに飛びます。 提供:Study-AI(日本ディープラーニ…

 

以下のリンク先では、試験「本番」について詳しく解説しています。試験本番での効率的な動き方を検討する材料として読んでみてください。

G検定実際の試験キャッチ画像
G検定試験「本番」を詳しく解説G検定の勉強を始める前に「試験本番」を知っておくのも有効です。なので、今回は試験の雰囲気をできるだけ正確に説明します。 ※本物の試...

 

残り2週間での勉強方法

試験まで時間が無いので、以下の4点だけ繰り返し読みましょう。

■書籍『公式テキスト』『徹底攻略 ディープラーニングG検定 問題集』

■サイト「Study-AI社 模擬テスト」「AISIA ブログ」

「Study-AI社 模擬テスト」は、試験前日まで保留せずに、2冊の本を1周読んだ後に取り組んでください。間違った箇所を重点的に覚えていきましょう。

これを3周も繰り返せば、5割近くは正解できるようになっていると思います。後は『この部分はテストに出そうだけど、理解度が低いな』と感じる部分をネットで調べるなどしていきます。

模擬試験と問題集を解いてみて気づかれたと思いますが、G検定という試験が一番大切にしている部分【機械学習の概要・手法】【ディープラーニングの概要・手法】になります。『公式テキスト』で言うと、第4章から第7章にあたります。

この重要な部分が理解できただけでも、この試験を受けた意味があったと言えそうです。(合格ラインが6割正解なら、もしかして….)

「人工知能の歴史」は、一度読めば脳に残るので問題ないでしょう。

「主要人物と研究内容・今までの動きや問題点・最新事情など」暗記に時間がかかりそうなものは、試験本番で参照できるようにザックリとでいいのでリストにまとめておきましょう。この部分はあまり時間をかけすぎないようにします。

後は試験本場で『適切なもの/適切なもの~を選べ』の読み間違いだけ気をつけて下さい。ここでミスする人が多いようです。

以上になります。
あなたが合格できることを心から祈っています。 頑張って下さい!