はじめに

日本政府、AI人材年25万人育成へ

政府AI人材を25万人育成へ

45歳以上に対するリストラや、働き方改革で給料が大幅に減ったという暗いニュースもありますが、こういったニュースもあります。

政府が策定する「AI戦略」の全容が分かった。人工知能(AI)を使いこなす人材を年間25万人育てる新目標を掲げる。文系や理系を問わず全大学生がAIの初級教育を受けるよう大学に要請し、社会人向けの専門課程も大学に設置する。ビッグデータやロボットなど先端技術の急速な発達で、AI人材の不足が深刻化している。日本の競争力強化に向け、政府が旗振り役を担う。【関連記事】運営費交付金、AI教育重視の国立大に重点配分 政府

この25万人という数は、主に「学生」の方を想定しています。社会人への「学び直し」も支援するようですが、社会人が時間のある学生とゼロから競争するのは厳しいでしょう。では、どうすればいいのか?というと、「早くスタートする」「今の経験とAI技能を組み合わせる」ことだと思います。(学生の方は、今始めればさらに優位に立てますね)

学生の方が、会社に入っていきなり大役を担うことは難しいので、社内の人間の「本音」としては、自分達のビジネスが分かっている経験者にAI人材になって欲しいと考えています。多くの会社が「AIを開発する側」ではなく「AIを導入する側」になるので、外部のAI会社とやりとりができる「社内のAI人材」を欲しがっています。

あなたの「経験と知識」に加えて、AI技能と英語が加われば、アナタの市場価値は上がります。このサイトを読んでいる多くの方は、まだ「AIの仕事の実績」は無いと思いますので、まずは勉強を急いで始めましょう。そして、その勉強の成果を会社に証明して、AIのプロジェクトに参加させてもらえるようにかけあいましょう。まずはそこからがスタートです。

勉強の成果を証明する一番分かりやすい手は、資格をとってしまうことだと思います。AI技能の資格は、現在3つあります。

・ディープラーニングジェネラリスト検定
・ディープラーニングエンジニア資格(E資格)
・Python3エンジニア認定データ分析試験 ※19年夏開始予定

日本ディープラーニング協会とPythonエンジニア育成推進協会のサイト

このサイトでは、この中の「G検定=ディープラーニング・ジェネラリスト検定」に絞っていきます。

「G検定」は経営者・営業・企画・経理などの技術者ではない方々も対象にしていますが、残り2つの資格は「エンジニア向け」の試験です。

エンジニアの方々はAIを勉強しようとなったら、やるべき事を直ぐ見つけて取り組み始める方が多い印象を受けます。しかしエンジニアではない方の場合、そんなにスムーズに始められる方は多くありません。実際今まで『どうやって勉強すれば良いのか分からない』と困っている人を多く見かけました。これがこのサイトを作ろうと思った理由です。

G検定で得られるメリットは色々あります。

・AIの正確で体系的な知識が身につく
・自分の業務へのAI導入を検討できる
・外部のAI会社に、簡単に騙されなくなる
・AI技術者と専門的な話し合いができる
・数学にも興味が湧く
など

転職したい会社を調査し、AIで貢献できる余地を考え、それを面接で提案するのはどうでしょう。あなたのリサーチ力、アイデア力、意欲などを同時に示せます。

『AIを活用するアイデアなんて出てこない』という方は、さらに勉強を積んで「ジェネラリスト」を育成する立場を目指したり、これから需要が高まる「学校で、AIの基礎を教える先生」を目指してはどうでしょう。

公式サイトの「合格者の声」には、内定を得た人や教える側になった方のコメントがありました。

資格試験 Qualification Examination 当協会の実施する、資格試験について。 検定・資格概要 ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)と、ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)の育成を目指します。各々に必要な知識やスキルセットを定義し、資格試験を行うとともに、協会が認定した事業者がトレーニングを提供します。各々年二回実施予定。日進月歩する技術であることから、検定・資格実施年毎に実施年号を付与する。 試験について 学習のシラバス JDLA認定プログラム 合格者の声 試験…

経営者や役員の方を説得して、G検定を一緒に受けるように説得してみるのもいいと思います。経営者と役員の方がG検定に受かるぐらいのAIの知識を持てば、プロジェクトを動かすあなたの負担もグッと軽くなると思いますよ。